古代イスラエル
“古代イスラエル”を知ることが、聖書で言及されている古代都市とその文明を知る鍵となります。そこで次は古代イスラエルにフォーカスして見ましょう。聖書で50回言及している都市“エリコ”は古代イスラエル人を“約束の地”に導く初期地点でした。1 考古学は、約束の地に入る手前東側に城壁と塔で堅く防護された武装都市カナンの位置を確認しています。2 “シケム”もまた旧約聖書全体を通して言及されている重要な都市のひとつです。実際、紀元前10世紀にヤラベアム王はシケムを北イスラエル王国の首都に定めています。3 さらに発掘隊はアビメレクの話に出てくる巨大な城壁と武装された門とバアルの神殿を発掘しています。4
紀元前1150年頃、北方地域ではイスラエル民族(厳密にいうとダン部族によって)に征服されたカナン人の要塞都市、ダンも発掘されました。5 イスラエル北王国の再建都市は聖書的に重要且つ豊富な芸術品を生み出しました。6 武装都市と化したャ鴻c悼、統治下のイスラエル南王国ベールシェバは、7 1969から1976までに、聖書で言及している通りの巨大な城壁と城壁門、そして倉庫などが発掘されています。8 ダビデ王の初期古代都市エルサレムは1978 から 1985の間に発掘されています。発掘される前までダビデのエルサレム、宮殿、塔、そして有名なシロアムの池は、聖書だけで日宗教的世界では記録もなく認識される事もありませんでした。9 ギベアはベニアミン族とサウロの故郷でもあります。ゲベアはサウロ王の時代に首都に制定され、10 武装されたサウロの宮殿は、紀元前1100年頃その姿を現しました。11
広大な平原地帯の丘の武装された都市マギドは北イスラエルに征服されたカナン人の居住地で歴史的に重要な数々の戦いを目撃して来ました。紀元前900年、ャ鴻c悼、はマギドを武装化したにも拘わらず12 その後紀元前600年代エジプトと戦ったイスラエルのヨシヤ王がこの地で敗北しています。13 マギド(ハルマゲドンとしても知られている)は現在広範囲に亘り発掘され、旧約聖書全体を通して言及しているカナン人の宗教“高き所”を含む貴重な証拠が発見されました。14
“考古学上の証拠”は旧約聖書が言及している古代都市の事実を完全に立証し、私の期待はうらぎられることがありませんでした。では古代イスラエル民族についての証拠はどうなのでしょうか? ある学者は、古代カナン人がそれらの都市に居住していたことは認めても古代イスラエル人に関してはその地に移り住んだのは聖書で言及している時期よりずっと後である、と主張しています。
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1 ヨシヤ6
2 ザカラン、考古学と旧約聖書、4-5.ハース、考古学と旧約聖書、209-210.プライス、その石が叫んでいる、52-53.
3 第一列王記 12:25.
4 士師記 9:46.
5 士師記 9:46.
6 プライス、その石が叫んでいる、 227-230.
7 第一列王記 4:25.
8 ハース、考古学と旧約聖書、285.
9 プライス、その石が叫んでいる、164-165. 第二サムエルと第一コリント参照.
10 士師記 19と第一サムエル 10-15.
11 ハース、考古学と旧約聖書、248-250.
12 第一列王記 4.
13 第二列王記 23.
14 ハース、考古学と旧約聖書、205-06.
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